【2022夏・大日岳登山ツアーレポート】(第14回)

奥大日岳ピークでようやく小振りに

10時30分、ほぼ予定通り奥大日岳ピークに到着しました。雨はその後強く降ることもなく、頂上付近ではほぼ小雨。

本来であれば、パノラマの絶景が迎えてくれるはずですが、周囲はここでも真っ白。それでも標高2606mと今回のツアーでは最高峰となるピークに立って、みなさん大満足。

そしてもうひとつ、運営側の隠しプロジェクトだった“頂上プレートの交換”も行ってきました。今まで設置されていたもの(写真上にあるロープで固定されている方)はだいぶ昔に作られたもので、割れてしまって見すぼらしい状態…。そこで、大日小屋のオーナーとスタッフが手作りした新しいもの(写真下)に設置し直したというわけです。文字もくっきりしてるので、記念撮影でも視認性は抜群です。

奥大日岳の稜線では、たくさんの雷鳥がお出迎え。天然記念物で絶滅危惧種とされていますが、この辺りで見かけた雷鳥の数は15匹以上。人を警戒する習性がないので、現れるたびに立ち止まって撮影タイムです。

この辺りに群生しているチングルマもこの時期は赤い綿毛に。風になびく様子がかわいくて登山者に人気ですが、雨に濡れた綿毛もとてもフォトジェニック。このあたりで長かった雨登山からようやく解放されました。

(この事業は環境省補助事業で実施いたしました。)

明日へつづく・・・

文:まついただゆき

写真:下城英悟

 

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