【2022夏・大日岳登山ツアーレポート】(第2回)

一日目:称名滝から大日平へ。

急登の先にある憩いの山小屋

立山信仰の歴史に詳しいガイドがナビゲート

今回のツアーでガイドを務めるのは、富山県で初めてエベレスト登頂に成功した佐伯知彦さん。立山の麓にある芦峅寺に代々続く山案内人の家系に生まれ、曾祖父平蔵は剱岳の「平蔵谷」に名を残す名ガイド。江戸時代に盛んだった立山信仰の歴史や文化を伝える活動も行っています。今回のツアーでは当時の修験者たちが見ていた景色を立山曼荼羅とともに案内してくれます。

朝9時。集合場所となった富山地方鉄道立山駅には続々と参加者たちが集まってきました。ツアーに参加したのは全部で13名。平均年齢は65歳で、最高齢はなんと72歳という元気なシニア世代が中心です。登山経験は1年前後の人が多く、ほとんどが「泊りがけの登山は今回が初めて」とのこと。

ツアーの行程をざっくりお伝えすると、

・一日目:称名滝~大日平(大日平山荘宿泊)

・二日目:大日平~大日岳(大日小屋宿泊)

・三日目:大日小屋~大日連山縦走~室堂~立山駅解散

という流れになっています。登山中級者以上であれば、称名滝から大日岳までは一日で歩ける距離だそうですが、初心者向けのツアーということで“山小屋各駅停車”で組まれています。

(この事業は環境省補助事業で実施いたしました。)

明日につづく・・・

文:まついただゆき

写真:下城英悟

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